コロナワクチンに関する僕の私見。

今世の中のコロナ対策は、いかにしてワクチンでコロナを制覇するかと言う段階に入っている。しかし「制覇する」と言う言葉は適切ではないかもしれない。天然痘のようにゼロにすると言うより、新型コロナを季節性インフルエンザレベルにまで危険性を落とすことが主眼に置かれていると思われるからだ。しかしどうにしろ、新型コロナワクチンは医学的にも政治的にも今年最も重要なミッションになることは間違いない。しかし世の中には的確な情報ももちろん沢山あるが、市民の不安を煽るだけの非常に適切でない情報も氾濫している。

ではなぜ医学や生物学の専門家ではない僕がこのような記事を書こうとするのか?確かに医学・生物学の専門家ではないが、そうは言っても普通の市民よりはそれらの知識はかなりある。そして生物学関係の(準)専門的な書物も頻繁に目を通して基礎的知識、そして最新の知識を更新している。さらに今回の新型コロナに対する対策に関しては、生物学・医学的知識だけではなく確率論的思考なども非常に重要になってくる。そのような数学的思考に関しては僕の得意とするところだ。なので僕が新型コロナ及びワクチンに関する記事を書く意義はそれなりにあると考えている。

ワクチンを接種するかどうかと言う判断をするとき、メリットデメリットを天秤にかけることは非常に重要である。そしてそのような事を考える時、自分個人に関するメリットと同時に、家族的レベルから国家的レベルまでの集団的なレベルでのメリットも考える必要がある。個人的レベルで言えば、自分に抗体によって獲得免疫を付けることであり、家族的には自分が感染を防ぐことによって家族にコロナをうつす危険性を下げる事、そして国家的レベルでは集団免疫を付けることだ。

まず個人的レベルで考える時、主題になるのはワクチンの効果と副反応(副作用)であろう。驚くべきことに、医者の中にもでたらめな記事を書いている人が少なくない。なぜこのような医者によるでたらめな記事が出回っているかと言えば、僕が考えるにはおそらくまともな記事よりもでたらめな記事(ワクチンを否定するような記事が中心)の方がセンセーショナルに映り、人々の目を向けられるからだと考えている。なので医者によるでたらめな記事が出回っているほどいい加減な医者はそれほど多くはないと僕は考えている。しかしこのような記事が出回っている限り、我々市民は記事の妥当性を的確に判断しなければならない。

まず新型コロナワクチンの有効性は、日本で中心となるファイザー製が約95%だと言われている。これはプラセボ群(偽薬、つまり生理食塩水を注射した集団)が二十人発症したとしたとき、本物のワクチンを接種した集団は一人発症すると言う事だ。もちろんこれらの人数は割合(確率)を表している。なので単純に危険性が20分の一になると考えてほぼ問題はない。これは非常に大きな効果である。インフルエンザワクチンの有効性が60%~70%ほどだと言われているので、コロナワクチンの有効性の高さがわかるであろう。そしてインフルエンザワクチンが感染したときの重症化を抑えると言う効果があるように、コロナワクチンも重症化を抑える効果があると言われている。

そして副反応(副作用)に関してだが、これに関してもいくつか報告されている。その中で最も大きな副反応として、アナフィラキシー(重いアレルギー反応)は9万人に一人の割合である。これを確率で表すと、0.0011%と言う事になる。そして現時点ではアナフィラキシーを発症した人たちはほぼ全て退院したという報道もある。少なくとも死者は出ていない。

そして多くの人が気になっているのが、ノルウェーでコロナワクチンを接種した高齢者23人が死亡したと言うニュースであろう。この事実にはいくつか解釈がある。大多数の接種が行われれば、その中の何人かは接種するしないに関わらず死亡する人がいることは容易に考えられる。なのでワクチンを接種した時期と死亡した時期が重なったと言うことである。そして次に考えられるのが、持病などで弱っている人が、接種によって負担がかかり死亡したと言う事である。

このワクチン接種による負担は、おそらくワクチンを体に取り入れることによる体内反応によるものと考えられる。ワクチンと言うものは単純に言うと、ワクチンと言う異物を体内に取り組むことによって免疫反応を起こし、体内で抗体を生産することである。なのでこのような反応は絶対に起こるので、多くの人が発熱や倦怠感が一時的に出て来ることになる。しかしこれは多くの人にとって、抗体がしっかりと生成されて免疫が確実に付けられている証だとも言える。

そして無視できないのが、長期的に見た場合の副作用である。しかしこればかりは短期間では何とも判断できないのでイエスともノーとも言えない。しかしこれを例えて言うと、新しい薬が出た時にも同じことが言える。新しい薬の長期的な副作用は不明である。しかし普段は人々はそのような事はほとんど気にしない。なので薬の場合は気にしないでワクチンに関しては過剰に反応すると言うのはある意味思考的にはおかしな話だと思う。

最後に国家的レベルでの話だが、なぜ集団免疫が重要なのか?まずは集団免疫とは何かと言う事を簡単に説明すると、国民(世界市民?)の何十%が免疫を付けたかと言うことだ。これが一定の割合を超えると、国全体での感染者数が確実に減少傾向になる。そして時間が経つと感染者が(ほとんど)いなくなるということだ。しかしもちろんこのためには一定数以上の市民のワクチン接種が必要になる。なのでワクチンの副反応に過剰に拒否反応を示し接種する人が少なくなると集団免疫を付けることができない。そういう意味で、一人一人がワクチンのメリットデメリットを的確に判断して接種すると言う事が非常に重要なのである。すなわち一人ひとりがワクチン接種することは、国民の集団免疫獲得に貢献することでもあると言える。

ここまで様々な観点からワクチンに関するメリットデメリットを書いてきた。この記事を参考にワクチン接種をするかどうかの判断をしてもらえれば幸いである。ちなみに僕はワクチン接種が可能になると、即接種しようと考えている。とにかくコロナ禍が少しでも早く終息することを強く願っている。

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