トランプをめぐる、アメリカ軍指揮系統の麻痺。

先日、アメリカ軍の司令官が、「トランプ大統領が核攻撃を指令しても、それが違法なら従わない」という趣旨の事を発言したという。これはアメリカ軍の指揮系統の一部が麻痺状態であることを意味している。

この発言の重要な所は「違法なら」という部分であろう。何をもって違法と言うかは微妙で難しいところだ。そしてトランプ大統領の核攻撃の指令を否定するために、司令官が違法性を作り上げることもできる。

とは言え、このような状態は、アメリカにとって不利益な事であり、トランプアメリカと密接な関係にある日本にとっても不利益極まりない。その一方、北朝鮮にとっては願ったりかなったりであろう。

確かに、トランプ氏自身に問題があることは否めない。しかし一度選挙という民意によって作り上げた指示系統を内部の人間が否定することはそれ以上に危険だ。

アメリカ大統領という存在は非常に強力な権威・権力であり、「任期付の独裁者」とも言われる。この独裁的なシステムが吉と出るか凶と出るか、我々日本人は吉と出ることを願う他はない。

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