意外と逆説的だが、リスクを取りに行くことによってリスクを下げられるし、逆にリスクを取らないことがリスクを増大させる。僕は常にそう考えて行動している。例えば僕がよく使う言葉に、「現状維持は没落の始まり」と言うものがある。意味はそのままだが、少なくとも現状維持を目指して発展することは99%ない。それどころか現状維持をしているつもりが、ズルズルと底辺へと引きずられて行く。お金に関するリスクを取ることも重要だが、それ以上に重要なのは人生においてリスクを取ること。そして自己投資を怠らないことが重要である。
自己投資と言うものには、もちろんお金もかかる。なのでお金の投資と人生の投資を明確に区別することはできないが、僕が人生における投資で最も重要視しているのは書物に対する投資だ。人によっては「本など読んでも無駄だ」と言う人もいるかもしれないが、僕が読んだ本の前書きに次の様な言葉が書いてあった。
「どんなに学習がつらいものでも、無知の方がずっと高くつくものである」
もちろん僕は好きで学問に取り組んでいるのだが、人によっては学問に対して拒否反応があるかもしれない。しかしもし学問が本当に無駄なものならば、そもそも学問など存在しないはずだ。そして書物も存在しないはずだ。しかし書店に行けば数多くの本が並べられているし、毎日のように新刊本が発売されている。そして大学の図書館に行けば、それこそ膨大な量の書物が並べられている。書物を読むことは進撃への足掛かりになるし、リスクの低減にもなる。
僕は最近YouTube配信を始めた。なぜ始めたかと言うとその理由はいろいろあるが、一つはリスクを取って進撃するためだ。もちろんそれが成功するかどうかはまだわからない。しかし現在のコロナ禍にあって、今までと同じことをやっていてはそれこそ現状維持をするつもりが没落してしまうことになってしまう。もちろんYouTube動画を作るには、気力も時間もかかる。本音を言うと、研究に全ての時間をかけたいと思っている。しかし今の僕には、「YouTubeを始める」と言う選択肢しかないようにも思える。幸いにも今はテクノロジーが発達し、iPhone一つで動画撮影も動画編集もできてしまう。そう考えれば大きな金銭的な初期投資はほとんどいらない。ならば今すぐ行動すべきだ。
僕の人生に現状維持はない。そして「保身」と言う言葉が最も嫌いだ。いつも自信をもって堂々と行動すればよいと思っている。だからこその失敗をしてしまうこともあるだろうが、失敗をするのは慣れている。そして失敗を成功につなげる方法も見えている。「失敗はリスクだ」と考えている人は多い。しかし失敗こそ成功へとつなげる最も大きな有益リスクではないだろうか?失敗の数は挑戦の数に比例する。なので胸を張って挑戦し続ければ良いのである。