小学生か中学生のころ、社会科の授業でエンゲル係数と言うものを習った。家計の支出における食費の割合を表す数字だ。それにもじって、僕は「ホンゲル係数」と言う言葉を使っている。ホンゲル係数とは、支出における書籍代の割合だ。僕が勝手に作った言葉なので、おそらく世間では全く通用しない。しかし僕自身は、これはなかなか便利な言葉だと思っているので、最近たまに使っている。
ホンゲル係数は何を表現しているのか?それは知への投資の割合である。もちろん漫画を何百冊も買う人もいるので何とも言えないが、基本的には学問書などへの投資を想定している。僕自身のホンゲル係数は極端に高い。おそらく日本国民の上位0.01%には確実に入っている。書籍代が高いのか、支出が少ないのか、それは想像にお任せする。
しかし学問書・専門書は非常に高いものである。一冊一万円ほどする本は山ほどある。そのような高額書籍を毎月せっせと買っている僕も何とかしているが。しかしこれは将来を見越した確実性のある投資である。金融投資などはバカみたいなので一切やらないが、学問に対する知への投資はこれからも続けるつもりだ。
本を買っていくと、当たり前だが本がたまっていく。全ての本が役に立てばよいが、そのような事はあり得ない。一冊の本でも、その中の数ページでも役に立てば儲けもんなのである。数年後には高額な書籍代を維持しつつも、ホンゲル係数は下げていきたいものである。(つまり、収入・支出を上げる。)しかし、結果を出す前にホンゲル係数が高止まりすることは僕にとっては必要不可欠であると考えている。結果を出すまでもう少し、極高ホンゲル係数に耐えて行こう。