ワクチンで世の中は変わるのか?

僕の結論から言うと、「圧倒的に変わる」と言う事だ。しかしそれには条件がある。国民のほとんどがワクチンを接種することだ。

その根拠を述べよう。まずワクチンを接種する目的は何か?それは大きく二つある。一つ目は、個人がワクチン接種することによって免疫ができ、コロナに感染する確率を大幅に低減できることだ。そして二つ目は、多くの国民がワクチン接種することによって集団免疫を獲得することだ。そこで重要になるのが、ワクチンの有効性はどのくらいなのか?そしてどれだけ多くの国民が接種するのか?と言う事だ。ファイザー製などのコロナワクチンの有効性は極めて高い。具体的に言うと、90%超にもなる。これがどれだけ高い数字かと言う事をインフルエンザワクチンと比較すると、インフルエンザワクチンの有効性は60%~70%と言われている。なのでインフルエンザワクチンを接種してもインフルエンザに感染する人は結構出て来る。しかしコロナワクチンのように90%を超えると、数値的にはほぼ感染しないと言ってよいレベルだ。しかしもちろん100%ではないので絶対感染しないとは言えないが、ワクチン接種による感染防止効果はかなり高いと考えられる。

しかし一人がワクチン接種しても、社会的効果は発揮できない。より多くの人が接種することにより集団免疫を獲得することができ、感染者数を減少することができる。その増減の分かれ目のラインが何%なのかはまだはっきりしないが、90%を超える人がワクチン接種すれば確実に集団免疫を獲得することができる。国民の内90%以上の人が、有効性90%を超えるワクチンを接種すれば、効果は絶大であることは間違いない。

しかし現在、ワクチン接種に前向きな人は6割から7割と言われている。これでは集団免疫獲得によってコロナを制圧するための効果は激減する。なのでこれからの課題は、いかに多くの人にワクチン接種をしてもらえるかにかかっている。

おそらく最大の懸念は、ワクチンの副作用であろう。しかしここでメリットとデメリットを天秤にかけなければならない。僕自身の考えではメリットの方が圧倒的に大きいと考えているので、接種可能になれば即座に接種を受けに行こうと思っている。しかしワクチンの副作用を考える時に難しいのは、普通の薬は基本的に病人に投与するのに対して、ワクチンは基本的に健康な人に打つ事である。なので仮に副作用が現れると、打たなければ健康なままだったのにとなってしまう。

ここで重要になってくるのは、マスコミの報道である。仮にワクチン後に死亡したとしたとき、それを何の検証もせずにワクチン接種後に死亡したと安易に報道してしまえば、ワクチン忌避が起き集団免疫獲得が出来なくなってしまう。膨大な数の接種が行われれば、偶然その後に(副作用ではなく)他の病気などで死ぬ人が出て来るのは当然考えられる。なのでその死者が、あるいは副作用と思われるものが出た時は、それは本当にワクチンの副作用なのかと言う事を慎重に検証しなければならない。

今年前半の政府の最大の仕事は、いかに多くの人にワクチン接種をしてもらって国民に集団免疫を付けられるかと言う事である。しかし何も積極的施策を行わなければ、前述したように7割弱に終わる可能性がある。なのでGoToなどにお金をばらまくのではなく、いかに積極的にワクチンを受けてもらえるかと言う事にお金をかけるべきである。例えば接種を受けてくれた人には集団免疫獲得に力になってくれたお礼として1万円給付するのも良いと思う。もし一早く集団免疫獲得に成功すれば、経済的にもそれ以上のメリットはあるであろう。そしてその結果、必ず世の中は大きく良くなると僕は強く思っている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA