9日、au(KDDI)の新料金プランが発表された。新料金プランと言えば、先日NTTドコモが格安プランを発表したことが記憶に新しい。それを受けてauも思い切った大容量格安プランを発表すると思いきや・・・。
その内容を簡単に述べよう。ギガ無制限でズバリ3760円!ドコモほどではないが、20ギガの制限があるドコモと比べてもそこそこ安い!
しかしこれにはからくりがある。auが提示する5つの条件を満たせばこの値段になると言うものだ。では、これらの条件を満たさなければどうなるのか?
9350円。
もう何も言えない。しかし実態はさらに悪質だ。auの表示では、「3760円~」としか書いていない。そして割引条件のうち二つはそれぞれ初めの6か月(1400円引き)と12か月(1000円引き)である。つまり一年後には少なくとも2400円アップの6160円になる。この手法を僕が非常に悪質だと思っているのは、初めの数か月減額によって、見かけの提示額をいくらでもコントロールできることだ。例えば初めの一か月9340円引きとすれば、このプランは実質10円と言う表示もできる。市民をバカにするのもいい加減にしてほしい。
ところでYouTubeで次のように上手い事を言っている人がいた。
「新プラン、3760円、しかし
6か月以上利用:罰金1400円、1年以上利用:罰金1000円、光電話なしで利用:罰金1000円、一人で利用:罰金2020円。
真実の値段、9350円」
うーん、納得。
それにしても、auはなぜこんな詐欺まがいの酷いプランを大々的に発表したのだろう。この発表を止めるように助言する側近はいなかったのか?本当にコントとしか思えない。auは3760円とアピールしているが、ニュース記事ではどこも忖度なしに9350円と報道している。
auのこのプランが狙うところは一つ。老人などの情報弱者を食い物にすることだ。普段情報に接しない高齢者、そしてプランなど気にしなくて何も考えずに利用している若者などから取れるだけ取っておこうと言うものだろう。
ドコモの格安プランahamoが発表された直後のこのauの大々的な発表!もうコントとしか思えない。しかし悪質で放置もできない。ここでこそ総務省の出番だろう。