9月21日で、第二次安倍政権が発足してから1000日目を迎えたようだ。第一次政権も含めると1366日で、祖父の岸元首相の1241日を上回っている。これから衆院の解散がなければ次の国政選挙は来夏の参院選で、この参院選に勝利すれば小泉政権を上回ることになる。その上は佐藤栄作と吉田茂のみだ。
現在、安倍政権は安保法案でもめたこともあり支持率はかなり低くなっている。安保法案が決着し、今後は経済政策に力をつぎ込むことになると思われる。この経済政策でどこまで支持率を上げれるかによって、来夏の参院選の勝負がかかっている。
僕個人としては石破茂氏の政権を期待しているが、現在の状況を見ていれば安倍政権の長期政権化が現実的である。石破氏は軍事政策に非常に通じている。せめてその軍事政策に関わる防衛大臣などの重要職に就いてもらいたいというのが僕の願いでもある。
それはともあれ、政権が長期政権として安定するのはいいことだ。長期政権化すれば首相も長い視点から政策を打って出られる。安倍政権の長期化が日本の安定化につながれば、支持率も自然と上がるであろう。とはいえ、安倍政権の暴走は避けなければいけない。そのためにも野党は安倍政権をじっくり監視し、おかしいところは徹底的に追及しなければならない。