広く、深く!

知見を追究する時、広く浅くか、狭く深くの二極に大別されることが多い。しかし実際には狭く浅く、そして広く深くというものももちろんある。狭く浅くは論外だが、意外と広く深くという選択肢は見落とされがちだ。もちろん、広く深くを追究することは容易なことではない。しかし、広く深くを追究することは人生において最もエキサイティングなチャレンジだ。

もちろん、全ての事に対して深く追究する事は、人間の寿命が有限であることから不可能だ。しかし、専門の事においては徹底的に深く、そして一般的な事に対しては徹底的に広くという事は可能である。もちろん、専門は一つのことだけでなくてもよい。第二専門、第三専門があってもよい。第一専門が数学と物理なら、第二専門が哲学・思想、第三専門が歴史学・社会科学などとしてよい。そこで大事な事は、第一専門では誰にも負けないナンバーワンになることだ。第一専門で徹底的な深さを身に付けることが、あらゆることに対してのジェネラリスト、すなわち広さを身に付ける原動力になる。

「広く」と「深く」は決して相反することではないし、大谷翔平の二刀流のように両立しうることだ。しかしプロ野球の世界で二刀流に成功しているのが現時点では大谷翔平だけであるように、決して簡単ではない。しかしそれは出来ないことの理由にはならない。なので、広く深くを目指そうと思えば、それなりの覚悟と行動、そして努力が必要である。もしかしたらリスクも取らなければならないかもしれない。しかし、それに成功した時にはそれなりの対価が得られるはずだ。とは言え、対価を得ることが一番の目的ではなく、自分に対する人間としての挑戦が一番の目的である。

あらゆる分野で、スペシャリストかつジェネラリストであるような人間がボコボコと出て来るようなことがあれば理想だが、それには社会がもう少し寛容である必要がある。大谷翔平選手がいた日本ハム球団が二刀流に寛容であったように。日本においては厳しい状況ではあるが、広く深くという究極の挑戦に挑んでみよう!

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