強度を上げる。

先ほど、全仏テニス・錦織圭対ナダルの試合を少しだけ観た。そこで解説者が、「ナダルは非常に強度の高い練習をしており、本番より練習の方が入らないくらいだ」と言っていた。これはおそらく、練習で120%の力を出して、本番で100%の力を発揮するためではないかと思う。やはり練習をまともにできない者が、本番で100%の力を発揮することはありえないのだと思う。

調子の良い時は物事がはかどるが、調子の乗らない時はどうしてもはかどらない。はかどる時は徹底的に推し進めて120%の力を出せばいい。しかし調子の乗らない時にどのように取り組むかが問題である。調子の乗らない時でも100%の力を発揮したい。いや、80%でもいい。何もしないよりはましだ。とにかく少しでも前に進めたい。しかしどうしても、調子の悪い時は一度休んで、調子が良くなった時に全力を出せばいいと思ってしまう。しかしそのような考えだと、調子が戻った時も100%の力を出すのは不可能だ。いつも全力で最善を尽くしたい。

その一方、野球の先発投手では常に100%の力を出すことは不可能だ。むしろ平均で70%くらいの力をコンスタントに出すことが求められる。とは言え、ここぞという時は120%の力を出すことが求められる。それが実行できるのが、ヤンキースの田中将大投手であり、巨人の菅野智之投手である。先発投手のように長期戦になるとそのようなペース配分が重要であるが、それはもちろんいつでも120%の力を出せる事が前提だ。

プロスポーツ選手から学び取れることは沢山ある。純粋にスポーツ観戦を楽しむのもよいが、自分の専門をプロとして極めようと思うのならば、同じプロとしてプロスポーツ選手から取り組み方や戦略の立て方を学び取るのも一つの手である。そして何事もそのような視点で物事を見ることが大切であると思う。

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