得るために捨てるもの。

人間は全てのものを得ることはできない。時には二つのものを得ることも許されず、一つのものを得るために捨てなければならないものがある。そのような時、どちらを取ろうか迷うこともあるかもしれないが、自分にとって一番大事なものが何かをしっかりと認識していれば、それに迷うこともない。

得るべきものを得るには、時間も労力もかかる。しかしそのような時間と労力も含めて財産になるのだ。それを認識していないと、なぜこんなに苦労をしなければいけないのかと悩むことになる。

得るべきものを得るための過程は、苦しくて楽しいものである。時には脇見をして周りの人間をうらやましく思うこともあるかもしれないが、自分が一番大切だと思ったことに進んでいるのなら、その大切なものを得た暁にはそれ以上のものが待ち受けている可能性がある。そう思うと、今の苦しくて楽しい道のりが快感にもなる。結果を楽しみにするのも大切だが、できれば道のりも楽しみたいものである。

人生とはある意味投資である。将来の成功、将来に得るべきものを得るために、時間、労力、お金を投資する。そして得るために捨てるものも投資だと言える。投資とは、自分が目指す未来の自分になるためにつぎ込むものであり、そして投資であるからにはつぎ込んだもの以上のリターンを得なければならない。全てが上手く行くとは限らないが、失敗さえも次の成功へと結びつけるたくましさが必要である。

得るために捨てるべきものを捨てることが大事だが、もし二兎追うべきだと判断したのならばそれもありだと思うし、それは非常に挑戦的な取り組みだ。大谷翔平選手のように二兎追って二兎得ることは非常に困難な挑戦だが、長い人生的スパンで考えれば三兎でも百兎でも追えばいいと思っている。

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