挑戦と継続。

最近、何だか新しいことに取り組んでいないような気がする。例えばこのブログを立ち上げたころには、色々と新しい取り組みを考えたりして動き回っていたような気がする。もちろん、このブログを立ち上げたことも新しい挑戦だった。レンタルサーバーを借りたりワードプレスのシステムを使ってブログサイトを構成したりと、何だか挑戦的だったような気がする。確かにその気になれば誰でもできることかもしれないが、おそらくほとんどの人はその気にならないのではと思う。

とは言え、新しいことに挑戦することと同じくらい重要なのが、継続することである。「継続は力なり」と言う言葉があるように、継続と挑戦は一体であるべきだと考えている。例えば数学の研究と言えば、その原点は小学一年生から始まる算数に行きつく。僕はその前の幼稚園のころからいろいろと算数計算をやっていた記憶がある。そう考えると、数学とは大学時点ですでに十数年の継続であり、その後に研究の世界に入ると20年30年と継続していくことになる。そしてそのように継続しながら、時にはその中で挑戦を繰り広げて行くことになる。

継続と惰性はある意味紙一重と言える。しかしその精神は全く異なるものである。継続に伴う挑戦は精神を突き詰めていくことであり、惰性はある意味楽な方に身を任せることである。どうでもいい事は惰性に身を任せればよいとは思うが、時には挑戦すべきこともある。しかし、大人になれば惰性に身を任せて行く人も多いように感じる。例えば、大会社に入ってその後どうすべきか?もちろんその会社の中で挑戦を繰り広げる人も多いだろう。しかし一部の人間は、会社に入るとゴールにたどり着いたように考え、後は惰性に任せて給料をもらうことにのみこだわる人もいるようだ。それは学校に関しても同じだ。志望校に入学すると、そこがゴールなのか?そのような人の余生はあまり明るくないように感じる。

継続と挑戦、その二つが融合したとき大きな力を発生させるのだと僕は考えている。僕は数学と物理に関してはこれまで途切ることなく継続してきた。そしてその時々で挑戦に打ち込んでいる。後は結果を出すだけだが、それも時間の問題だと感じている。確実に言えることは、僕の人生に余生などと言うものはないと言うことだ。なぜなら僕が一番嫌いな生き方は、惰性に任せると言うことだからだ。

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