税金は嫌、でも厚い福祉を望む日本人

税金をできるだけ払いたくないと思っているのは、日本だけでなく世界共通かもしれない。そしてできるだけ手厚い福祉を受けたいというのも同じかもしれない。でもこれはあまりにも都合の良すぎる考えではないか。

今の日本は北欧には遠く及ばずとも、世界の中ではかなり手厚い福祉がある方だ。お隣の韓国などは福祉などあってないようなもので、自殺者が続出である。手厚い福祉など、欲を言い続ければきりがない。少し話は違うが、新卒で就職活動している学生が、「貴社の福利厚生はしっかりしていますか?」と面接で質問する人もいるらしいが、人間は福利厚生によって生きているのではない。もちろん福祉が必要ないと言うつもりはないのだが。

ところで福祉は言うまでもなく税金によってまかなわれている。もしそれだけの手厚い福祉を望むのなら、それだけの税金を払うのが筋だ。北欧の福祉が理想だと言われるが、北欧の消費税は25%だ。しかし北欧の人の多くは納得して税金を払っているらしい。

税金を払うのは嫌だが、福祉は手厚く受けたい、というのはそもそも矛盾しているのである。北欧のように高税率、高福祉というのはそれはそれで素晴らしいが、日本は中税率、中福祉というところではないか。どちらがいいというわけではないが、日本のようなやりかたも一つのやり方として悪くはないと思うのだが。どうだろうか。

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