自分はまだまだ若いと思っているが、そうは言っても年齢を見れば立派な中年だ。しかし、歳を取っても熱い闘志は常に持ち続けなければいけない。
サッカーのポジションには、GK(ゴールキーパー)・DF(守備手)・MF(中盤)・FW(最前線の攻撃手)がある。僕自身のタイプは、絶対にFWだと認識している。しかしFWでありながら、なかなか点を取れないでもがいている。
FWは、点を取ってナンボのポジションである。いくら内容が良くても、点を取れないFWは評価されない。
FWと言ってまず思い浮かぶのは、キング・カズこと三浦知良であろう。カズは十代の頃に単身ブラジルに渡り、Jリーグ誕生時からのスター中のスターである。彼はまさしく挑戦者の中の挑戦者と言えよう。そしてFWとして多くのゴールを決め、点を稼いできた。
そんなカズも今では50歳。中年であるが、今でも現役Jリーガー(J2)であり、FWとして最前線で戦っている。
歳を取るとどうしても守りの思考に入ってしまう人が多い。人生のそれぞれの時期によって、自分の置かれる位置は刻々と変わるかもしれない。しかし攻めの姿勢は常に持ち続けなければいけない。自分のタイプがFWならなおさらだ。
点を取れないでいるとき、どれだけ我慢できるか。そしてそんな時にも準備を怠らすにコンディションを保てるか。それがトンネルを抜けた時のパフォーマンスに大きくつながる。