「良い物を安く」は本当に正しいのか?

もちろん誰だって良い物を安く欲しいものである。良い物を安く提供するとは、日本の美徳のようなものかもしれない。しかしそのことに対する過度な追求は、間違った方向へ進むように感じる。

この様な安さへの過度な追求は、20世紀終わりから21世紀初めへの「失われた20年」につながっていく。市民への優しさを追及した結果、国民全体を考えるとそれが厳しさへと変わっていったのである。

当たり前の事だが、市民が安くで買えば、生産者はその分苦しくなるのである。

やはり、良い物を手に入れた時は、提供者に対してそれに値する対価をしっかりと支払うということは非常に重要なことである。しかし、そのような余裕がないこともあるであろう。その時はせめて提供者に対して感謝の気持ちを持ち、それを伝えるようにしよう。

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