勉強と言えば、本を読むことを想像する人が多いかもしれない。もちろん本を読むことは勉強のツールとして非常に重要である。
本を読むためには本を手に入れなければいけない。そして本を手に入れるためには本を買わなければいけない。本を買うためには買うためのお金を稼がなければいけない。もちろん図書館で借りるという手もあるが。
学生なら話は別だが、本を読んで勉強するということ以上に、「本を買うお金をどう捻出するか」ということに社会を知る鍵が隠されている。「本を読む」という先端部分より、「本を買うお金を稼ぐ」という根っこに大きなヒントがある。
学問の研究でもそうだ。学術書を買うお金を捻出するためには、研究結果を出してお金を手に入れなければならない。
「投資する(買う)」→「実行する(読む)」→「結果を出す」という‘‘ループ’’を上手く回すことができれば、物事は上手く進むようになる。
根っこが大事なのはIT社会でも同じだ。いくらITツールを上手く使ってビジネスをしても、ITビジネスの手綱はプラットフォームを創出しているgoogleやアップル、マイクロソフト、facebookなどの‘‘根っこの企業’’が握っている。
末端にいそしむことは非常に分かりやすいが、ある意味それは対処療法だと言える。根本的な所に立ち返り、根っこを握りループを作り上げることが非常に重要である。