物理や数学の問題と言うと、学校で解く問題や入試問題を思い浮かべる人は多いかもしれないが、世の中には最先端の数学者や物理学者が血眼になってかかっても解けない未解決問題が存在する。その中でも有名なのが、アメリカのクレイ数学研究所が2000年に一問1億円の懸賞金を懸けたミレニアム賞問題であろう。
クレイ数学研究所のミレニアム賞問題は、以下の7問である。
・リーマン予想
・バーチ&スウィンナートン-ダイア予想
・P vs NP問題
・ホッジ予想
・ポアンカレ予想
・ヤン-ミルズ理論の存在と質量ギャップ
・ナビエ-ストークス方程式
この7問のうち、現在までに解かれたのは、ポアンカレ予想1問のみである。(ポアンカレ予想を解決したペレルマン博士は1億円の受け取りを拒否している。)
この7問の中には、純粋数学的問題だけでなく数理物理学的問題も含まれている。
クレイの問題のような大問題に取り組みながら、その周辺で研究結果を出していくという道も凄く面白いと思うが、この7問に限らず、大きな未解決問題を解決するのは多くの数学者・物理学者の夢である。
少年だけでなく、大人にも大志を抱くことは凄く大事だし、エキサイティングなことである。