コロナ禍は第五波で終わる。ただし・・・

現在、コロナ禍は第五波の真っただ中で、特に変異株「デルタ株」が猛威を振るっている。そのような中、多くの人は「第六波」「第七波」がこの後に襲ってくるのではと考えているのではないだろうか?しかし僕は大きな波は「第五波」が最終のものになるのではと考えている。その理由は後に述べるが、ただ勘違いしてはならないのは、現在(8月23日)くらいをピークに収まっていくと言っているのでは決してない。現在急増している感染者数がこれからさらに急激になり、感染者爆発を起こすのではと考えているのである。すなわち現在感染者爆発していると考えられているのは序章で、これから現在の何倍、いやもしかしたら十倍以上の感染者を出す可能性も十分にあると考えている。そしてこの第五波は、これから二か月以上続くのではと考えている。

その理由は、もちろんデルタ株の存在だ。デルタ株は従来の株に比べて感染力が増し、重症化率も高くなってきていると言われている。その一方、無症状の人達もたくさんいると言われている。それはクラスターが起きた場所でPCR検査をすると大量の感染者が明らかになることからもわかる。そしてもう一つ爆発の要因になるのが、9月に学校が新学期を迎えることだ。確かに去年の夏休み明けは爆発することはなかった。しかし今年は違う。コロナウイルスのほとんどが感染力の高いデルタ株に置き換わっているからだ。そしてデルタ株は年少者でも容易に感染することが言われており、学校と言う集団生活の中で感染が一気に広まることは十分に想定できる。なのでその対策として新学期を一か月ずらし、その一か月の間にワクチンを若者の間にも浸透させることが有効だ。もちろん全ての若者にワクチンを行き渡らせるのは困難な状況だが、しかしこの一か月の猶予は非常に大きいと考えている。もちろん可能なら一か月ロックダウンするのが最善の策だが・・・。

次にこの先、第五波が最終になる理由を述べる。それは言うまでもなくワクチンの接種の浸透だ。ワクチン接種が行き渡ると収束させられる可能性は高くなる。しかし以前は60%で集団免疫が付くと言われていたが、感染力が高いデルタ株に置き換わった現在、おそらくそのラインはさらに高くなる。70%、もしかしたら80%とかになるのではないか。しかし収束しないシナリオも当然考えられる。その最大の要因は「新たな変異株」が現れることだ。そうなるとワクチン政策も振出しに戻る可能性もある。もちろんそのような変異株が現れないことを望むが、変異は一定の確率で起こるので、感染者数が多くなるとそれに比例して変異株の出現率も高くなる。実際デルタ株が現れたのも、感染が大爆発したインドが震源と言われている。

長い目で対策を練るのも大切だが、おそらく今が一番厳しい時だと僕は考えている。なのでまずは今を生き延びる事が大事だ。そのような対策としてはいろいろ考えられる。まずはワクチンを接種するのが最強であろう。しかし今ワクチン(例えばモデルナ)を接種しても、その効果が発揮されるまでには6週間かかる(二度目までの間隔4週間+二度目接種後2週間)。しかし打たないより打つ方が圧倒的にリスクを下げられる。日本では接種するかどうかは本人の判断に任されているので、正確な情報を基に的確な判断を下してもらいたい。そしてもちろん、学校が再開されたのに登校を避けると言う判断はし辛い。なのでそこは政府が的確な判断を下すべきだ。とにかくこの第五波は非常に厳しい波になるであろう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA