パソコンの選び方。

一年半ほど前に新しいパソコンを買ったのだが、今非常に後悔している。何に後悔しているかと言うと、一言で言うと「性能」である。しかしCPUの種類とかストレージやメモリの容量と言った、数値などで表せるような分かりやすい部分ではない。ではどこが問題かと言うと、排熱構造である。店頭では様々な性能を表示してはいても、排熱構造まで説明しているところはまずない。では排熱構造が悪いとどうなるか?当たり前の事ではあるが熱がこもってしまう。その結果、CPUがオーバーヒートして電源が落ちてしまうのである。このような排熱に関する問題は、実際にトラブルにならないと実感しづらいものである。

僕のパソコンはスペック自体はかなり高いものである。CPUはCore i7、メモリ16GB、ストレージは1TB。少し詳しい人がこの数値だけを見れば、スペックは高いことがわかると思う。しかしこのような高スペックパソコンでも、すぐに熱がこもって頻繁に電源が落ちては宝の持ち腐れである。

では排熱が悪い原因はどこにあるのか?その一つの理由は、「薄型」パソコンであると言ことにあるだろう。薄さを求めるあまり、排熱構造が犠牲になってしまっているのである。とは言え、全ての薄型パソコンがここまで排熱が悪いわけではない。おそらく排熱構造もしっかりと考え込まれた薄型パソコンは、こんなに簡単にオーバーヒートを起こすことはないだろう。ちなみに僕が買ったパソコンは、世界的に大手のパソコンメーカーのものである。そして値段もかなり高いものである。

ではこのような失敗をした原因はどこにあるのか?それは「デザイン優先」で選んでしまったことである。実際、僕のパソコンはデザイン的には非常にお洒落なものである。そこに魅かれて買ってしまった。それまでは質実剛健なパナソニックのレッツノートを二台使い続けていた。レッツノートは非常に地味であるが、全く壊れることもなく非常に良いパソコンであった。デザイン的にも地味ではあるが、飽きの来ない愛着の持てるパソコンである。初めのレッツノートパソコンは十年以上経つが、今でも使うことができる。もちろんWindowsのOSはサポートが切れているので、Linuxに入れ替えてある。ちなみにレッツノートは分厚さはあるが、その分排熱に関しては最上級レベルに良いものを使っていると言う話を聞いた。そのような数値には表れない見えない部分にも深く手が加えられているので、最も信頼できるパソコンと言う立ち位置を確保できているのであろう。

このようなこともあり、今新しいパソコンを購入することを検討している。そして次購入しようと思っているパソコンの機種はほぼ決まっている。AppleのMacだ!Macは最近、CPUをインテル製から自社開発のものに乗り換えられた。そしてその自社製CPU(M1と言う名前である)のMacが非常に評判が良い。そしてコストパフォーマンスも抜群に良いのである。ちなみにAppleのM1Macの排熱は、そもそもほとんど熱が発生しないのでファンがほとんど回ることがないらしい。CPUなどに関する性能も、インテルとは比較にならないほど高いと言われている。このM1Macを買うために、少し貯金に励もうと思う。

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