世の中では問題を解くことばかりが意識されている。学校の定期試験や入試など、何かと問題を解く能力ばかりが注目される。もちろん問題を解く能力は非常に重要である。しかし「問題を見つける能力」はそれと同じか、それ以上重要である。
問題を解く行為は、問題を見つけ、問題を知ることから始まる。入試では問題は勝手に与えられるが、社会では問題は自分で見つけなければいけない。しかし学校においても、問題を見つける訓練は問題を解く訓練に比べ非常に軽視されているのが現状だ。
質の良い問題を見つけることが、大きな成果を挙げるための第一歩であることに気付かなければならない。