問題を総合的、戦略的に考える重要性。

世の中にはあらゆる問題が溢れ返っている。社会問題、教育問題、国際問題など分野は様々だが、それらに対して場当たり的に対処していてはその場しのぎにしかならず、総合的、戦略的に取り組んでいかなければならない。

それは科学に対する問題でも同じだ。ある問題点が出て、そこだけを計算して数値を出しても、それはただの数値以上のものではない。その部分が全体の中でどういう位置づけか?そしてその問題を解決するためにはどのような道筋を立てるべきか?そのように問題を総合的、戦略的に考えていかないと永遠に穴の中で留まってしまうことになる。

近年の日本の政策を見ていると、何だかその場しのぎで済ましていることが多いように感じる。少なくとも、以前はある程度一貫した主張があったように思えるが、その時代は日本には経済的な余裕もあり、そういう意味では金銭的な基盤がしっかりとしていたから主張もある程度しっかりとしていたのかもしれない。とは言え、海外を眺めてみると、必ずしも金銭だけが物を言うようには思えない。お金が少なくてもしっかりとした主張をする国は存在する。

戦略のない対処は博打でしかない。上手くいけば運が良かった、上手くいかなければ運がなかったというようでは全く話にならない。確かに目標地点へ到達するまではかなりの失敗をするかもしれない。しかし重要なのは最終地点で成功するかということである。そのためには戦略的に物事を進め、途中では戦略的に失敗をし、最後で目標へ到達する。途中結果だけを見て物事を早計するようなことだけはあってはならない。

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