手段が目的になってはダメだ!

僕自身は何かをしようとする時に、かなり手段にこだわる方だ。手段を選ぶか選ばないかということにはいろいろ意見はあるとは思うが、どのような手段を使って目的に到達するかということは非常に大事な事だと思っている。しかし手段をにこだわるとしても、手段自体が目的になってはいけない。あくまで目標を達成することが目的であって、手段は目的ではない。

目標に向かうに当たって、途中の道筋は柔軟に選ぶべきである。目標に向かう道筋をどのように選ぶかということは、その人の腕の見せ所である。目標に到達する前でも、道筋を見ればその人の考え方や力量がある程度見えるものである。とは言え、結果が全てという側面もあるので、結果を出した後になってその人の取った道筋や手段が評価の対象になる。

道筋を柔軟に変えることが大事と言ったが、時には目標自体を柔軟に変えることも大事である。しかし間違ってはならないのは、目標を変えるということと妥協をするということは全く違うということだ。科学研究においても、一つの目標に対して行き詰った時は、一度目標を変えることによってそのような状況を打開するのも一つの手だ。そして変えた目標を解決した後にまた元の目標に戻れば良い。そのような道を取ることによって、意外と視界が開けてくることがあるものだ。

人生の中では、大きな目標、中くらいの目標、小さな目標と、それぞれ階層分けされていると思う。大きな目標とは人生を懸けるに値する目標だ。しかし多くの人は、現実を目の当たりにして目標を小さくしていく傾向にある。しかし少数の人は、一つ一つの目標を達成して行き、さらに大きな目標へとステップアップして行く。そのような人は、人生とは挑戦の繰り返しであると捉えているのだと思う。

僕自身がこれまでどれだけの目標を達成してきたかと言われると甚だ疑問だが、少数の要所要所では曲がりなりにも最低限の目標を達成してきたつもりである。とは言っても、そのような過去の結果に対しては全く満足も納得もしていない。幸い僕の目標は時を経つごとに大きくなってきている。そして最近は手応えも感じている。後は自分が納得できる結果を出すだけである。

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