最近車業界で快進撃のマツダ、そしてロータリーエンジン

ここ数年、日本の車業界ではマツダが快進撃を続けている。マツダと言えば、10年ほど前まで倒産寸前状態であった。そこから「鼓動」をテーマにデザイン、そして要のエンジンについても飛躍的向上させ、最近はマツダの評価はうなぎのぼりだ。

デザインでは室内デザイン、そして外観共に国内他社を圧倒する高品質であると僕個人は感じている。特に室内デザインは、国内他社に比べ質感を非常に高め、エコノミー車に対しても全く手を抜いた感じはない。

エンジンは「スカイアクティブ」と名付けられた一連の高品質エンジンを開発し、質感も非常に高いようだ。僕個人はマツダの車に乗る機会がないのでエンジンの詳しいことは書けないが、数字に表れるスペックはなかなか良いし、ディーゼルエンジンに関しても国内他社に比べて圧倒的に力を入れ、一歩も二歩も進んでいることが見て取れる。

ところでマツダエンジンと言えば「ロータリーエンジン」が象徴的であろう。過去にはル・マン24時間耐久レースでマツダはロータリーエンジンで優勝している。ところが現在はマツダの販売する車の中にロータリーエンジンのラインナップはない。

僕が確か中学生くらいの時、学校でロータリーエンジンの作りを教わり、段ボールでロータリーエンジンを模造した。そのおかげでロータリーエンジンの基本的特徴は記憶に強く残っている。

しかし、ロータリーエンジンの開発は、技術的にもコスト的にも非常に難しいものであるらしい。そのせいで現在は一時的に絶滅しているが、ロータリーエンジンの技術は世界でもマツダしか保有してなく、マツダの、いや日本固有の技術として何とか発展してほしいと願うばかりである。

最近何かと話題の「ダウンサイジングターボ」、これは欧州に由来するものであり、日本も最近ようやく力を入れてきたが、日本由来のエンジン技術も少なくはない。ロータリーエンジンに加え、スバルのボクサーエンジン、トヨタのハイブリッドエンジン、そして同じくトヨタの燃料電池車などがある。

自動車製造大国日本として、これからも積極的に車界でブレークスルーを起こしてほしいものである。

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