菅内閣は間違いなく短命に終わる。

菅内閣発足当初、僕自身は菅氏に対して初めから良い印象は持っていなかったが、しかしまだ何も始まっていない時点で不支持を決め込むのもおかしいと思い中立な立場で菅内閣を眺めることにしていた。しかしまだ二か月ほどしか経っていないが、悪い意味で菅内閣は僕の想像した方向性へと進んでいるように思う。とは言え、もちろんまだ菅内閣が実行したことは数えるほどしかないが、その数えるほどしかないことだけ見ても、菅内閣不支持を決め込むには十分である。

今、日本学術会議を巡って問題が起きている。この問題は誰が見ても菅氏が自分に都合の悪い人物を排除しようとしていることが原因であることは明らかだ。もちろん菅氏自身がそんなことを認めるはずはない。しかしその弁解はどれも苦し紛れのものばかりであり、そのような弁解を見ても総理としての資質が全く感じれられない。前総理の安倍氏は良い悪いは別として、少なくとも総理としての資質は(政権末期は別として)大いに感じることができた。しかし菅氏はどう見ても総理の器ではない。答弁がどれもせこいものばかりに感じられ、そして何より国民の事を考えて政治をしているようには思えない。さらに総理就任初期からこれほどまで保身に走る総理は見たことがない。国会答弁を見ていると、常に下に視線を向け、官僚の作った答弁書をなぞっているだけと言うことは見ていると誰でも感じられる。

答弁などを見ていると、菅総理の仕事は官房長官の延長線上でやっているようにしか感じられない。確かに総理に従属する官房長官の仕事は菅氏には適任であったのかもしれない。しかし総理になるべき人間ではない。自分の都合の悪い人間を排除しながら、その理由も述べられない。野党が言っているように、もう支離滅裂である。

僕は個人的に菅氏に恨みがあるわけでは全くない。しかし中立的に見ても擁護できる点は一点もなく、完全に総理になるべき人間ではない。全く総理の器ではない。自民党総裁選では石破氏は完全に敗れ去った。しかし僕がこれまで石破氏を支持してきたことは間違ってはいなかったと確信している。

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