日別アーカイブ: 2017年8月26日

宝くじは最も”センス”のないお金の回し方だ!

米国において、宝くじで829億6000万円を当てた当選者が出たというニュースがあった。

僕は宝くじは、最も”センス”のないお金の回し方だと思っている。確かに、宝くじによって、国・自治体には大きな収益が入るだろう。そういう意味では、目先の数字だけを見れば社会にプラスに映るように見えるかもしれない。

しかし、中・長期的に見ればどうだろうか?あるいは国民の意識的な観点から見ればどうだろうか?こういう視点から見れば僕は決してプラスにはならないように思う。

一流プロ野球選手が、数億円という年棒を得るのは当然のことだ。ビジネスに成功して、数百億円の利益を得るのも当然のことだ。そして彼らがそのお金で豪遊しようが、高額な宝飾品を買おうが、何ら批判されることでもおかしいことでもない。

しかし、宝くじという手段によって収益を稼ぐ国・自治体の行為は、極めて”センス”がないとしか言いようがない。良い悪いという話ではない。センスがないのである。中国では国民のレベルを”民度”という言葉で表すそうだが、まさしく民度の低さを表すものである。

別に宝くじに当選した人がどうしようが、全く興味がない。しかし一つ腹立たしいことがある。それは、宝くじを買うことを「夢を買う」と言うことに対してだ。

自分のすべきことに打ち込んで、本気で夢をつかもうと夢を追っている人からすれば、宝くじを買って夢を買うなどと軽々しく言われることに、言いようのない怒りを感じる。

夢ってそんなものではない。夢って、宝くじを買って数百億当てるなんていうくだらないことではない。このことは、本気で夢をつかもうと夢を追っている人なら理解できるだろう。

読書と実行は車の両輪である。

小学生・中学生・高校生ならともかく、大人にとって読書自体は勉強でもなんでもなく、ましてや仕事でもなんでもない。読書は実行を伴って初めて勉強・仕事になるのである。

読書自体は目的そのものではなく、実行するための原動力である。逆に言うと、実行するのに読書は必ずしも必要ではない。ただ読書は実行する際の大きな威力になるかもしれないということである。

読書と実行は車の両輪。この二つが揃うことによって、威力が3倍・4倍になる。娯楽と割り切っているのならともかく、何とかしようというのならば、目的意識を持ち、実際に実行してみなければいけない。そうでないと何とかはならないだろう。