日別アーカイブ: 2020年1月12日

アイドルの「恋愛禁止」、何かおかしくないか?

現在、乃木坂46からの卒業を発表した白石麻衣さんが、アイドル時代の8年間ノースキャンダルだったことが話題になっている。白石さんのような美人さんが身の回りにいれば、男だったら誰だって声をかけたくなるだろうし、おそらく毎日のように男から誘われたであろう。(ちなみに僕は秋元真夏派。)アイドルが8年間ノースキャンダル?だったことは、さぞかし苦労の連続であったであろう。しかし、ここで「ノースキャンダル」と言う言葉の後に“?”を付けたことには訳がある。そもそも年頃の女の子が普通に恋愛することがなぜスキャンダルなのか?おそらく多くの人は、「アイドルは恋愛禁止がルールなので、それを破ったらスキャンダルであることは当たり前だ」と言うかもしれない。しかしそのような事は、考えれば考えるほどおかしなことに思えてならない。

そもそも、アイドルと言ったって年頃の女の子である。年頃の女の子が恋愛をすることは至って自然な事である。むしろ恋愛を避けようと努力することの方がはるかにおかしな行為である。そして恋愛禁止のルールだって、アイドルを運営する人たちがアイドルを商品と見立て、その商品価値を落とさないように取り決めているルールに過ぎない。法律を違反しているわけでも何でもない。さらに言えば、そのような恋愛禁止ルールを押し付けることの方が人権上はるかに問題があるはずだ。

もちろん、お気に入りのアイドルの恋愛が発覚すれば、誰もがショックを受けるだろう。しかしそれはアイドルでなくても同じだ。好きだった女の子が他の男と付き合っていれば誰だってショックを受ける。それは僕だって同じだ。だからと言って恋愛を禁止にするのは明らかにおかしい。もちろん、それを承知の上でアイドル業を全うしている人もそれなりにいるだろう。しかし恋愛をしたいアイドルに恋愛をするなと言うことの方がはるかにおかしいし、いったい何の権限があってそんなことを言っているのだと言う話である。

十年後、おそらくアイドルの恋愛禁止ルールはなくなっているはずだ。なぜならそれはあらゆる面(人権や、そもそも人間の自然な行為・認識として)に関して明らかにおかしな強制であるからだ。もちろん、好きなアイドルが恋愛をしていれば誰だってショックを受けるはずだが、ファンはそれを渋々ながらも受け入れるべきなのではないだろうか?