日別アーカイブ: 2022年7月7日

成功の反対は・・・・・?

YouTubeを見ていると、ガンと闘ったアイドルの動画があった。その中で彼女が言った言葉が非常に共感するものであり、また今の日本に最も欠けていることではないかとも思った。それは、

「成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである」

と言う言葉である。

現在の日本人は極度に失敗を恐れているように感じる。そして失敗を恐れるあまり挑戦をしないと言う選択ばかりとっているように感じる。そしてさらには、挑戦する人をバカにする風潮さえあるようにも感じる。もしこのような僕の感覚が本当なら、日本に将来は全くないはずだ。しかし現実として、日本は曲がりなりにも成り立っている。経済は確かに後退しているが、スリランカのように破産しているわけではない。それはこのような日本の中にも、それなりに挑戦者が存在するからではないかと僕は思っている。

僕は失敗はたくさん経験すべきだと考えている。失敗は挑戦した証であり、誇れるものでもある。そして多くの失敗を重ねる中で成功を生み出して行けば良いのである。しかし何を勘違いしているのか、多くの人は失敗をしないで成功することが善だと考えている。しかしはっきり言って、そのような人には100%、いや、200%成功は訪れない。なぜなら失敗を避けている時点で、挑戦を全くしていないからである。そして挑戦をしないと言うことは、もちろん成功もありえない。今日本に必要なのは、目先の利益、目先の成功ではなく、積極的に挑戦するという精神である。

僕自身のことになるが、僕は失敗の数は誰にも負けないと(変な)自負を持っている。そしてそれだけ失敗していると言うことは、それだけ多くの挑戦をしていると言うことである。もちろん挑戦し続けていることは僕の誇りでもある。しかし残念なことに、まだ成功には至っていない。しかし成功する自信、いや、確信は強固にある。数学・物理だけでなく、サイエンスのさまざまな分野の研究にも挑戦している。YouTubeも始めたし、今年は本を出版することもできた。なんだか年を重ねるにつれ、挑戦心が増してきているようだ。

挑戦しない人たちは、できない理由を必死に探しているように感じる。「自分には才能がないから」、「面倒だから」、「もう年だから」と。しかしこれらの理由は僕から見れば全てバカバカしいものばかりだ。才能がないなら才能を磨けばいいし、年を理由に諦めている人は、ならば若ければやっていたのか?と言う話である。

若くして結果を出せれば凄く良い。しかし遅くても結果を出せればそれも凄く良い。藤井聡太五冠のように若くして大きな成功を成し遂げた人には非常に憧れるし、とてつもなく偉大でもあると思う。しかし若くなくても挑戦し続け、これから大きな結果を出せばよいのである。自分には自分の人生がある。それが個性というものである。人と同じ人生を歩む必要なんて全くない。人生にも多様性が大事なのである。さあ、また今から新しいことにでも挑戦しようか!