先日、R-1グランプリ2015の予選に出場してきました。
結果は、一回戦敗退。
ですが、冷やかしで出たのではなく、本気でやろうと出てきました。
本番までの2か月間、ネタ作り、構成、リハーサルなど、かなり真剣に取り組んできました。少なくとも私はかなり真剣でした。
しかし、本番当日、舞台裏で見たのは、かなり凄まじいものでした。
皆、最後のチェックに余念がなく、殺気立ったものを感じるくらい、この一日にかけているのが伝わってきました。
本当に、切るか切られるか、みたいな。
舞台で見せる、軽くチャラけているように見える雰囲気からは、想像できないようなものです。
僕が2か月真剣に取り組んだといっても、しょせんアマチュアでしかありませんでした。
プロの芸人さんは、おそらく一年前から取り組んでいて、これにかける意気込みも、半端ないものではなかったのでしょうか。
すべてが自分にかかっている。自分次第で人生大成功するか、大失敗するか、どちらにも転びうる。
やはりどんな世界でも、自分で決めた道を進もうとしている者は、裏では普段他人には見せない努力をしているのだと、改めて確認しました。
僕自身は一回戦で落ちましたけど、数理物理の勉強・研究以外でこれだけ真剣になれたのも初めてだし、芸人の厳しい世界も実感でき、すごく得るものが大きかった経験になり、僕の一つの財産になりました。