月別アーカイブ: 7月 2021

勉強はコスパが悪い!

以前、東大を首席で卒業した山口真由さんが、「勉強はコスパが良い」と言われた記事を見かけた。もちろん学生時代の勉強がビジネスに役に立って、巨額の富を手に入れる人もいるだろう。そしてそこまでいかなくても、普通に企業に勤めて高年収を稼ぐ人も多いかもしれない。なので勉強をコスパと言う観点で見た時それをどう評価するかは人それぞれだと思うが、僕自身は「勉強はコスパが悪い」と主張したい。しかしここで勘違いしてはならないのは、「コスパが悪い」からと言って、「勉強をする価値がない」と言う訳では全くないと言う事だ。それどころか勉強や学問に打ち込むことは、巨額のお金に匹敵するか、あるいはそれ以上に価値があると僕は考えている。

しかし僕は、勉強がお金に結び付かないと言いたい訳ではない。僕が主張したいのは、「勉強や学問に打ち込むことを、コスパと言う観点で比較することはおかしい」と言う事である。とは言え、多くに人にとっては「なぜ勉強するのか?」と問うた時には「学歴を付けて良い会社に入るため(高い収入を得るため)」と答えるだろうから、勉強をコスパと言う観点で比較したがるのは無理はない。そして学問の中にはお金(収入)に直結する分野も少なくない。そう考えれば、僕のような考えをする人の方が圧倒的におかしいと言える。

そう、僕は変態なのである。純粋数学や理論物理などを追究しているとこのようにおかしな人が少なからず生産される。もちろん、数学の知見を活かしてアクチュアリーなどの実用的でステータスのある高収入が得られる仕事に就く人もいる。もちろんそれも数学を突き詰める一つの意義ではあるが、数学の一番の醍醐味は「自然(宇宙)と論理の本質を垣間見る事」であると僕は考えている。このような本質を理解することはお金には代えられないような快感である。

勉強に限らず、何でもお金で比較する文化が社会に根付いている。そのような事は資本主義社会においては常識であるかもしれない。しかしお金では買えない価値もある。それが学問を追究することである。例え何百億円出そうとも、高価な数学書を買うことはできても数学の本質を理解することは簡単にはできない。世の中には「お金では買えない価値がある」ことを少しでも理解されれば幸いである。

コロナ「東京株」は現れるのか?

現在、新型コロナの「デルタ株」などの変異株が国内でも広まりつつある。デルタ株は従来の株よりも感染力が強く、重症化率も高いと言われている。このような株が広まれば、コロナ禍は量・質ともにさらに悪化していくものと思われる。

現在、東京オリンピックは無観客で行われているが、人々の接触は増加しつつあると思われ、今日(7月28日)には東京のみの感染者数だけでも3千人を超えた。ただ今回の第五波はワクチンの効果により死者や重症者の数が少なく、危機感があまり感じられないように感じる。確かにそれらだけを見れば深刻さは過去の波より低いようにも思われるが、僕はここに大きな危険が潜んでいると考えている。それは変異株「東京株」の出現だ。

まず変異株の事を述べる前に、少しコロナに関する科学的な側面を簡単に触れて、変異株がなぜ発生するのかについて述べる。ウイルスは増殖する際に、RNAと呼ばれる遺伝子をコピーする。通常は正しくコピーされるのだが、まれにコピーミスが起きる。そしてそのコピーミスによって変異株が生まれるのである。しかしコピーミスが起きる確率は限りなく低い。しかし一定の確率でコピーミスが起きるので、ウイルスが増えるほど、つまり感染者が増えれば増えるほどコピーの回数が多くなり、それに伴ってコピーミスが発生する可能性が高くなる。つまり現在、感染者数が多いが重症者数が少ないと(政府も?)楽観視しているが、しかしそれを野放ししていると「東京株」が発生する可能性が非常に高くなる。

ではなぜ「東京株」の発生がそれほど危険なのか?どのような変異株が現れるのか?それは発生して見なければわからない。もしかしたら従来の株とそんなに危険度が変わらない(もしかしたら危険度が下がっている可能性もある)かもしれない。しかし逆に危険度が大幅に増す可能性もある。現在のコロナの致死率は3%やそこらと言われている。しかし変異株によっては致死率が20%や30%に大幅に増加することも否定できない。そしてワクチンが効かない株になっている可能性もある。確かにそんなに病原性の高い変異株が現れる可能性は低いと思われるが、しかし可能性としては否定することもできない。そこが変異株の一番恐ろしいところなのである。

しかし現在の政府などの対応を見ていると、新たな変異株の発生の可能性など眼中にないように思われる。しかし一度高病原性の「東京株」が発生してしまえば、これは日本が国際問題に問われることにもなりかねない。もし感染者が増加しても変異株が発生しなければ、それは政策が正しかったのではなく、ただ確率的に発生しなかっただけなのである。しかしオリンピックが開催されコロナ感染者が激増している現在、変異株が発生する確率は急激に高まりつつあると考えられる。これらの話は全て確率的な問題になる。なので100%ではないが0%でもない。そして繰り返し述べるように、感染者が増加すればそれに伴って確率は高まる。政府分科会の尾身氏に対しても、それらに対する専門的な知見による指摘を行ってもらいたいと強く思っている。

世界一健康な人間を目指す!

何事も本気で取り組むのなら、世界一を目指すのは当然だと思う。しかし今僕が野球に取り組んだところで、大谷翔平の足元にも及ばないことは十分に認識している。しかし誰にも負けない自信がある分野も当然ある。それらの事にはこれまでブログにも触れてきたが、新たに「世界一健康な人間になる」ことを目指そうと思う。もちろん、健康はいつ突然失われるかわからない。明日突然死ぬ可能性も決してゼロではない。しかし究極の健康を目指すことは僕にもできるのではないかと考えたのだ。

もちろん、どのような状態が健康であるかは人によって意見が変わるところだし、また主観的な部分も多く含まれる。なので僕が「自分は世界一健康である」と言い張っても、「いや、そうではないだろう」と言う人が出てきて当然だ。なので健康に関しては、「自分で自分が世界で一番健康だ」と思えるレベルに持っていきたいと思っている。

では、僕が考えている健康とはどのようなものか?それはもちろん心身共に健康であることだが、まずは治療薬とは限りなく縁のない生活を送りたい。そして頭脳が聡明な状態を常に持続させることが求められる。肉体・精神・頭脳の三体が相乗効果によって高いレベルへと持ち上げられていくことを目指したいと考えている。ではそのためにはどうすれば良いか?もちろん健康的な食べ物を食すとか筋トレなどの運動を欠かさないと言う事は大事だが、僕が最も重要だと考えているのは、「質の良い睡眠を適度に取る」ことだ。そして過度なストレスを出来るだけ感じないようにすることも重要だが、ストレスに関しては睡眠と連動するところが大きい。そして昨今はコロナ禍によって行動が制限され、よりストレスの感じやすい環境になっている。

僕は今、この睡眠改革に取り組んでいる。と言っても大げさな話ではなく、出来るだけ良質な睡眠を取ることに挑戦しているだけだ。しかし多くの人が当たり前にできるような普通レベルの睡眠を取ることが僕には至難の業だ。以前は過眠であったり、そして今は不眠であったりする。しかしこれは僕にとっては乗り越えられる問題だと思っている。そしてこの睡眠問題一つを解決するだけで、健康も学問研究も全てが圧倒的に良い状態になると僕は考えている。なので今はこの睡眠問題を解決することに全力を挙げている。そして世界一健康な人間になることによって、あらゆることが圧倒的に向上することであろう。