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それでも新庄剛志が大好きだ!

9月28日、「BIGBOSS」がユニホームを脱いだ。これで一年の監督人生が終わるのかと思いきや、来年からは新生「SHINJO」監督として再出発することを表明した。新庄の大ファンの僕としては、本当に喜ばしい限りだ。僕自身は実は子供の頃から阪神ファンである。なので1992年の阪神・新庄の実質的なデビュー年は非常に印象に残っている。その年は「新庄・亀山フィーバー」として今でも阪神ファンに語り継がれている。僕は阪神ファンであるが、その1992年以来、大の新庄ファンでもある。なので今年、新庄の日ハム監督就任が決定してからは、阪神以上に新庄日ハムを応援していた。日ハムには少し悪いが、「日ハムファン」というより「新庄ファン」なのである。しかしそんな新庄が指揮する日ハムは、今ではすごく好きな球団である。

来年日ハムは新球場「エスコンフィールド」で再出発する。その記念すべき一年目に新庄監督が指揮することが決定したことは、非常に喜ばしいことである。新庄も大好きだが、その新庄のもとで活躍する新庄の愛弟子たちも大好きである。特に愛弟子・清宮君の活躍には非常に心が踊らされる。プロ入り後は完全にヤクルト・村上選手の影に隠れていたが、来年以降エスコンフィールドの星となって輝いてくれることを願っている。

ところで僕は、新庄は日本で一番プロ野球のことを理解している野球人だと思っている。「スポーツ」としてのプロ野球を理解している人は無数にいるであろう。特にプロ野球選手、そしてプロ野球監督ならば当たり前のように熟知しているはずだ。しかしプロ野球にはもう一つの側面がある。それは「エンターテイメント」としてのプロ野球だ。そしてこのエンターテイメントとしての側面を限りなく理解しているのが新庄監督その人だ。このエンターテイメントとしての側面はスポーツとしての側面以上に重要かもしれない。なぜなら、エンターテイメントとしての側面があるからこそ観客が入り、そしてファンが金を落とし、それによって選手に巨額な年棒が入ってくるのである。なのでエンターテイメントとしての側面を無視し、技術がトップレベルだから巨額な年棒を払えと要求する選手がいたら、それは全く的外れな要求なのである。新庄とは逆に、それを全く理解していない的外れなスポーツ選手がいた。それはテニスの大坂なおみ選手である。彼女は技術だけを見せればいいと考え、インタビューを拒否するということをしていた。それは全く観客・ファン無視の行動である。もし技術を極めることだけが全てならば、山奥のコートで一人で黙々と励めばいいだけなのである。しかしもちろんそれではお金は一円も手に入れることはできないであろう。インタビューまでも含めて「プロ」スポーツ選手なのであり、それによって巨額の金を手に入れられるシステムなのである。新庄の指揮する野球がここまで面白いのも、新庄がエンターテイメントとしてのプロ野球を熟知しているからと言える。しかしもちろん、野球の技術がトップレベルであるという前提があるのは言うまでもない。

ところで、来年始動する日ハムの本拠地「エスコンフィールド」はとてつもなく魅力的なボールパークである。日ハムもよくここまでお金をかけたものだと感心してしまう。おそらくエスコンフィールドは北海道の名所・観光地になると僕は考えている。プロ野球が開催されない日でも、観光客が数多く訪ねて来るだろう。僕も機会があればエスコンフィールドに行ってみたいと思い、すごく楽しみにしている。今年は最下位に沈んでしまったが、来年は新庄監督が「2位も6位も一緒」と宣言しているように、日本一を目指してそれを実現してもらいたい。

来年も引き続き新庄剛志監督を応援するぞ!