月別アーカイブ: 2月 2022

世界最強の亀になる!

日本では、兎と亀の話がよく話される。ご存じの通り、兎は足が速くどんどん先に進むが、最後には地道に前に進んで行った亀が先に着くと言う話だ。僕は現在は兎でも亀でもない。しかし結果的には亀になればいいと思っている。しかし目指すなら、普通の亀ではなくて世界最強の亀だ!

僕の人生は、三歩進んで二歩下がる、いや、時には一歩進んで十歩下がるという時もあった。なのでなかなか前に進まない。困難の連続だ。時には不調に陥り、しばしば失敗を繰り返す。しかし時間がたって気づけば、それなりに前に進んでいるものである。不調に陥った時はかなり絶望的な状況になるが、それを乗り越えると心身共に前より強くなっているのだ。最近もかなり不調に陥っていたが、その原因が明らかになり解決方法が見つかりつつある。そしてそれを乗り越えることができれば、以前より心身共に強くなっているような気がする。そのためにも、最近はかなりハードな筋トレも再開した。

今開かれているオリンピックでは、最年少のメダルとかがよく話題になる。そして最年少と言えば、将棋の藤井聡太さんの話を避けては通れない。藤井さんはとてつもなく凄い。彼は言うなれば「史上最強の兎」である。そのような最強の兎に立ち向かっても勝てるわけがない。別に僕が藤井さんに対抗心を燃やしているわけではないが、僕は兎では全くないが、「最強の亀」ならまだ目指せるのではないかと思っている。ドラゴンボールと言うアニメでは、戦闘民族サイヤ人はダメージを負うほど回復したときにはさらに強くなっている。僕はサイヤ人ならぬ「サイヤ亀」、そして「亀仙人」を目指そうと思っている。

人間は誰しも歳を取る。しかし「歳を取ったからもう無理だ」と言うのは、単なる言い訳にしか聞こえない。特に挑戦もせずに、そして努力もせずに初めからあきらめるのは愚の極致だ。なので僕は何でも挑戦してみる。その結果、失敗しても良いのだ。失敗は挑戦の証であり、途中で100回失敗しても最終的に成功すればいいのだ。しかし「最年少の天才」は良く聞くが、「最長老の最強の亀」とはほとんど聞かない。しかし前例がないなら、自分が前例を作ればいいだけだ。幸い、気力だけは誰よりも維持し続けている。人間は老化するだけでなく進化もし続けることができる。死ぬまで進化し続ける事、それが僕の最大の目標だ!そして人生を終える時、亀仙人になっていたいと思っている。

真の王者、坂本花織!新たな評価軸を考える。

北京オリンピック、女子フィギュアスケートで、坂本花織さんが銅メダルを獲得した。今回の女子フィギュアはロシア選手の薬物問題が大きく取り上げられ、何かと物議をかもした大会だった。しかし僕が言いたいのは、薬物問題の事ではない。純粋に演技の内容に関してだ。

最近のフィギュアスケートでは、ジャンプばかりに焦点が当てられているように思えてならない。特にロシア勢は、超高難度のジャンプを次々とこなしていくことが代名詞になっている。それに対して坂本選手は、高難度のジャンプをほとんど飛ばないことで有名である。それは裏を返すと、表現力、そして完成度でいかに魅せて行くかと言う事にこだわっていると言う事である。そのような高難度ジャンプを飛ばない坂本選手がメダルを取ったことは、とてつもなく大きな意義があると僕は考えている。

ロシア選手は良くも悪くも超絶技巧ジャンプ。とは言っても、表現力に関しても十分素晴らしい演技をしているので、そこは勘違いしてはならない。そのような演技力あっての超絶技巧ジャンプだ。しかしネガティブな目で見ると、そのような次々と繰り出すジャンプが悪目立ちをしていると言えなくもない。

ぼくは演技中は、テレビ画面の左上にオンタイムで表示される技術点は一切見ないことにしている。それよりも演技そのものの魅力を十分に感じたいからだ。なので坂本選手の表現力、そして完成度は感動レベルのものである。そしてこれからは、このような坂本選手のような表現力を競う演技がさらに求められ評価されていくのではないかと僕は強く感じている。

とは言え、高難度ジャンプそのものを否定しようとは一切思わない。しかしジャンプ大会とも言えるような演技構成に対しては、スケーティングの魅力が半減してしまうのも事実である。確かに高得点だけを狙うのであれば、超絶技巧ジャンプはとてつもなく有効であろう。しかしこれからは演技力そのものをもっと評価して行っても良いのではとも僕は強く思う。そのような意味で、僕は坂本選手が真の王者だと書いたのである。

もし十年後、坂本選手が今回と同じ演技をすれば、圧倒的なチャンピョンになっているかもしれない。いや、そうでないとフィギュアスケートが単なるジャンプ大会になってしまう。それならば別にスケートジャンプだけを競う競技を作ればいいのである。

とにかく、今回の坂本選手の演技は非常に素敵で魅了された。ぼくはあなたが真の王者だと思っている。坂本花織選手、おめでとう!