月別アーカイブ: 10月 2022

YouTube再起動!

最近、YouTube動画を出せないでいた。原因はまず、いまいち調子が乗らなかったと言うこと、そしてもう一つは動画で取り上げようと考えている一冊の本だ。調子が乗らなかったと言うのは不調だったとも言えるが、別に病気であったわけではない。とは言えかなりストレスを抱えている状況なので、それも大きな原因である。

もう一つの原因である本とは、真鍋淑郎著「地球温暖化はなぜ起こるのか」(講談社ブルーバックス)と言う本だ。著者の真鍋博士は言わずと知れた2021年度のノーベル物理学賞受賞者だ。そしてこの本は真鍋博士自身のノーベル賞受賞の対象となった研究の解説本でもある。なので今年のノーベル賞発表の時期に合わせて真鍋博士の著書の解説動画を出したかったが、この本の動画がなかなか作りづらいのである。その理由は、なかなか特徴が捉えづらいと言うことにある。そしてこの本は専門外の人にとってはそこそこ難解であるが、それは僕が視聴者にわかりやすく解説する必要がある。

真鍋博士の研究は、基本的にコンピュータシミュレーションに基づいている。なので何かの中核的な理論に基づいて構成していくと言う理論研究とはまた違った物であり、そこに特徴の捉えづらさがある。しかしうまく捉え、解説していくのが僕に求められた役割である。

上手く作れるかどうかはわからないが、またこれからどんどんと動画をアップしていきたいと考えている。真鍋博士の本以外にも色々取り上げていきたいし、またあるテーマについての短期講座の動画も作っていきたいと思っている。これからの僕の動画を楽しみにしてくれると、非常に嬉しく思います。

最後に僕のYouTubeチャンネルのリンクを貼りますので、よろしくお願いします。

リンク:三分間サイエンス By Kihara

今の日本の選挙制民主主義は絶対か?

戦後日本は民主主義を掲げ、それは日本国家の根幹であると言う体制をとってきた。それは絶対に間違いではないし、僕もその考えには大きく賛同している。しかしその民主主義の根幹と言われる選挙制が絶対か?と言われれば、今国民の多くは大きな疑問を持っているのではないだろうか。これまでも度々票を金で買っていることが問題になってきた。そして今ではそこに宗教勢力が加わっている。金問題・宗教問題である。

今自民党は、この二つの問題に直面している。宗教問題に関しては、現在大きな問題になっているのとは別に、公明党問題もあるだろう。公明党は皆が認知している通り宗教勢力である。そして自民党はその宗教勢力と連立を組んでいる。なので今の与党は宗教と政治の関係問題に大きく踏み込めない。しかしそこを知って知らぬふりをすると、国民の疑念は大きくなるばかりである。

票を金で売り買いし、そして宗教勢力と取引されている現在において、果たして選挙制が民主主義の絶対だと言えるだろうか?今の「選挙は絶対」と言うスタンスは単に表面を繕っているだけのように思えてならない。最も重要なのは政治に民意を反映させることだが、今の選挙が本当に民意を表しているかどうかと言われれば疑わしい。

そしてもう一つ大事なことは、政治に民意を反映させる(つまり多数決)ことは大事だが、さらに長期的観点から少数意見も取り入れることも重要である。典型的な例で言うと、現在は人口の多い高齢者の意見ばかりが通っているが、それより少数の若者の意見がおざなりになっている。しかしこれからの社会を作っていくのは老人ではなく若者である。しかし国は若者に投資をすることに積極的ではない。老人優遇の政策ばかりである。しかし若者の意見も聞かず投資もしないのは高齢者逃げ切りの体制であり、未来の破壊である。なぜこんなことになるのか?それは少数派(若者)の政策は票にはならないし、そもそも政治家自身がほとんど高齢者である。そしてこれが現在の選挙制民主主義の結果である。

僕は選挙制自体を否定しようとは全く思わない。しかし現在の選挙制は良い方向に機能していないのではないかと考えているのである。もしかしたらこの原因は選挙関連の法にあるのかもしれない。そして宗教関連の法に原因があるとも考えられる。とにかく今の日本では、未来に光を見ることができない。現在円安・インフレが急激に進行しているが、これによって皆が平等になっている。正確に言うと「平等に貧しくなっている」のである。これまでデフレばかりが問題になっていたが、今の円安・インフレであるが給料が全く上がらないという状況では、まだデフレ時代の方が幸せであった。コロナ前、インバウンドによる観光客の増加が歓迎されていたが、(日本人は日本の観光資源が素晴らしいからだと言っているが)一番の原因は物価安である。日本に来れば物が格安で手に入るから来ていると言うことなのである。

とにかく今を凌ぐことしか考えない政治家たちの姿勢は大きな問題であり、今のままでは日本の将来に期待が持てない。

ストレスを筋トレで乗り切る!

僕は今、非常にきついストレスを感じている。周りの環境もそうだし、それに加えて自分自身も非常にストレス耐性が弱まっている。特にここ三日ほどは地獄だった。しかしそんなストレスも何とかして乗り越えなければならない。乗り越え方はいくつかあるが、僕が行った中で最も効果的で最も健康的なのは「筋トレ」だ!ここ二日間は筋トレばかりしてストレスを乗り越えた。

今では筋トレはストレス解消の特効薬だと思っている。特にハードにやればやるほど効果がある。ストレスを感じるたびに腹筋と腕立て伏せ、そしてダンベルを持ち上げている。今日(10月9日)は合計で7回くらいはやったであろう。とにかく今のストレスは筋トレをして解消しないと自分が壊れてしまうレベルだ。しかし筋トレをしてなんとか1日を乗り切った。おそらく一時的にストレスが異常に高まっていると思われるが、筋トレをすることによってなんとかこの状況を乗り越えようと考えている。

この「筋トレ・ストレス解消法」は断然おすすめである。腹筋を50回くらいしたあたりで自分の体からストレスがスーッと抜けていくのがわかる。そして腕立て伏せ・ダンベル運動をすると一セットが完了する。このような筋トレに加えて、ランニングなどの有酸素運動を取り入れるのも良い。なので普段はランニングと筋トレをセットでやっているが、今日は雨が降っていたので筋トレばかりをしていた。

最近では、運動は思考力にも好影響をもたらすと言われている。特にランニングを20分ほどコンスタントに取り組めば、脳の働きに良いらしい。そのような理由もあって僕はマメにランニングを行なっている。それとは対照的に、ストレスは脳に多大な悪影響をもたらす。いや、脳だけではない。身体にも悪影響をもたらし、ストレスは百害あって一利なしだ!なので今はなんとかストレスを撃退してストレス耐性を少しでも上げることを考えている。なので今週は筋トレばかりしているかもしれない。大袈裟ではなく、今週の筋トレが僕の将来を決定するかもしれない。明日目覚めたら、即筋トレに取り組んで1日を始めよう!

「考えること」の重要性。

このブログのタイトルが「考える部屋」としてあるように、僕は考えることに最も重きを置いている。考えると言う行為は最も人間らしい行為であり、人間が人間であるために最も必要な行為であると考えている。しかし現在、人間は自分自身でAI(人工知能)と言うものを作り上げようとしている。僕自身はAIに対してそんなに楽観視していない。しかし現代社会にAIと言うシステムが存在する限り、「AIとは何か?」と言うことを考え理解することは絶対に必要だ。科学的観点からAIのシステムを理解すると言うことはこれからの人間にとって重要なスキルとなる。しかし今社会は、「どのようにAIを利用するか?」と言うことばかりに気を取られて、「AIとは何か?」を理解すると言う観点が完全に欠落しているように思えてならない。

考えることはAIに任せて、人間は何も考えなくなるのか?それは絶対に違う。これから人間はAI以上に考えなくてはならないと僕は考えている。なので僕はとことん考えることにこだわって、知を追究して行こうと考えている。

そして今最も危険なのは、「AIでなんでもできる」と考えることだ。僕が以前、「科学を理解している人は科学には何ができないかを理解している。しかし科学を理解していない人は科学で何でもできると思っている。」と書いた。すなわり理解するとは、「今何ができないかを理解する」ことなのである。何ができないかを理解しているからこそ、そこを乗り越えようとする。そのような考えはAIにも言えるのではないだろうか?「AIを理解している人は、AIは何ができないかを理解している。しかしAIを理解していない人は、AIで何でもできると思っている。」なので、AIと言うシステムを科学的(例えばディープラーンニング)に理解して、AIにできるもの、できないことをしっかりと理解することが必要だ。そうすると意外に(少なくとも現在は)AIより人間の方が圧倒的に優っていることがわかる。現在AIが圧倒的に優っていると思われるものは、例えば将棋のように単純であるが膨大なデータの解析が必要なことに対してであり、学問的な思考はまだまだ人間の方が優っているのだ。

人間の時代が終わる時は、それは人間が思考を捨てた時である。なので人間が思考という行為を捨てない限り、まだまだ人間の時代は続くと僕は考えている。まだまだ人間は捨てたものじゃない!