出来る限り無理をしながら・・・。

イチローが大谷翔平にかけた言葉だ。イチローさんはシーズンを終えた大谷翔平選手に、「出来る限り無理をしながら翔平にしか描けない時代を築いていって欲しい」と述べたと言う。いかにもイチローさんらしい言葉だ。普通なら「無理をしないで」と言うところであろう。しかしイチローさんは無理をする事の重要性を知り尽くしている。無理をすべきところで無理をしてきたからこそ、あれだけの実績を残せたのであろう。

無理をするために必要なものは、強靭な身体と強靭な精神力だ。それはスポーツ選手に限ったことではない。学問の研究者だって同じだ。もちろん僕も出来る限り無理をしていきたい。しかしそれだけの強靭な心身を備えていないと、無理をし過ぎて自滅してしまう。無理をすることができると言うのも、それは立派な才能だ。無理をして継続することは誰もができることではない。だからこそ無理をして継続できる力を身に付けたいと思っている。

僕は常々、研究者に必要なのは「一に体力、二に体力、三四がなくて、五に知力」と言っている。頭を駆使する数学者であっても、最も重要なのは強靭な体力なのである。とは言っても、アスリートのような身体能力ではない。継続して無理ができるような強靭な心身なのである。それはおそらく全ての研究者が一致する見解であろう。

来シーズン、大谷選手の活躍が非常に楽しみだ。イチローさんが以前言っていたように、来シーズンはホームラン王とサイヤング賞を同時に獲得するかもしれない。そんなことを言うと「それはさすがに無理だ」と言う人もいるであろう。しかしそれは一般的な常識しか持ち合わせていない人の意見であって、規格外とはそういう事なのである。そして来年は大谷翔平だけのためにあるのではない。これから生きて行く全ての人に来年はやってくる。なので大谷選手だけでなく全ての人が「来年は自分のためのシーズンにしてやる!」と思うことが重要だ。もちろん僕も強くそう思っている。そのためには強靭な心身を築き上げて、継続して出来る限り無理をし続ける人間にならなければならない。

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