人間は大きく二つに分けられる。リスクを取る人と、リスクを取らない人だ。リスクを取ると言えば金融投資などの金銭的なリスクばかりを考えるかもしれないが、金銭的リスク以上に人生のリスクを取ることの方がより重要で、より危うく、より意味がある。
リスクと成功は表裏一体である。大きな成功を収めるためには必ずと言っていいほどリスクを取る事が必要であり、リスクを取らないで成功することは全くないとは言わないが、ほとんどの場合ありえない。
もちろんリスクを取るということは、失敗する可能性も大いにある。リスクを取りながら生きるということは、人生のギリギリの所での攻防を楽しむということでもある。なぜそのような危険なことが楽しいのか?それは成功した暁にどのようなものを手に入れることができるかということを想像することが快感だからである。さらに危険と隣り合わせであることがスリリングであり、エキサイティングであるとも言える。
もちろん、リスクを冒して夢を追いかけるためには、それなりのしっかりした構想を確立していなければならない。成功までの展望がないリスクは、単なる暴挙でしかない。夢は見るものではなく成し遂げるものなのである。
リスクを取り夢を成し遂げることにまい進している人にとって、普通に生きるということは一番縁が遠いことかもしれない。普通の生き方ではないから、成功するまでは人からは理解されないし、バカにされることもあるだろう。しかしそんなことは、成功することによって納得させればいいのである。
金融投資ではなく自己投資を、そして金銭的リスクではなく人生のリスクを。もちろんこのような生き方をすることは皆に勧められることではないし、むしろほとんどの人にとってはこのような大きなリスクは絶対に取らないほうが良い。しかしこのような大きな人生リスクをとる覚悟と成功への自信があれば、そのようなリスクに飛び込むことは大きな人生チャレンジであり、価値のあることだ。