調子の悪い時でも、何とか前に進めようと無理に物事に取り組まざるを得ない時もあるが、調子を整えることによって効率が二倍、三倍になるのなら、まずはコンディションを整えてから攻めるのも非常に大きな手だ。しかし、何もしないでコンディションが良くなるほど簡単ではない。コンディションを整えるのにも、それなりの努力は必要だ。
例えば今僕がコンディションを整えるためにしている(ちょっとした)努力とは、お酒を飲まないとか大好きなコーヒーを出来るだけ控えるということだ。それ以外にも、体のコンディションを整えるために筋トレなどは欠かさずにやっている。もちろんそれらの事を実行するのは初めはかなりきついが、それが慣れてきて普通になって来ると、精神的にも強くなり調子がどんどん良くなってくる。この様にして上げたコンディションは維持していきたいものである。
やはり歳を取ってくると、何かと不具合は出てくるものだ。若い頃はお酒を飲んでも何をしてもコンディションが悪くなることはなかったが、今はちょっとした事でコンディションを悪化させてしまう。何をするにも努力が必要だが、歳を取るとコンディションを整えることの必要性はより強く感じる。
サッカーの三浦知良選手は50歳を超えてもプロとして活躍している。この事は非常に驚異的であるが、おそらく技術的な問題よりも体のコンディションを維持することの方が圧倒的に重要な問題ではないかと思う。もちろん、三浦選手に備わっている心身が生まれつき強靭的だったということもあろうが、それを維持することに対する努力は絶大なものがあると想像できる。若かりし頃もナンバー1プレイヤーだったが、それをさらに維持している三浦選手のプロ意識には絶大な尊敬を抱く。
人それぞれピークの時期も大きさも違うが、それをどれだけ維持できるかということも人それぞれである。しかしピークの大きさもそれらの維持も、意識の持ちようと努力によって大きく上げることが出来る。それが出来るかどうかは、それこそ人生観だとか生きがいというものに関わってくることだと思う。それらを強い意志によって実行できる者が大きなピークを起こすことが出来、高いコンディションを保つことが出来るのだと強く感じる。