人生の攻めとはいろいろと解釈できるが、一番大きなものは“努力”であろう。そして前を向き、保身に走らず、未知の世界を構築する。そのように考えた時、どう考えても僕は攻めの姿勢に成り切れていない。確かに普通の人と比べればかなり攻めている方だと思うが、僕が思うラインには全く到達できていない。そして単なる攻めではなく、“徹底的”な攻めに打ち込むことを心がけている。サッカーで言うとフォワード、そして目指すところはエースストライカーだ。
人生というものは決して順位ではない。人生において何位とかは単純に決められない。しかし時には順位にこだわらなければならない。その時は迷わず1位を目指すことにしている。なぜそのような事にこだわるのか?それは過去に2位3位を目指して失敗したことがあるからだ。しかし失敗を失敗で終わらせてはならない。失敗を次に進む糧にしなければならない。失敗が悪いのではない。失敗を教訓とできないことが悪いのだ。
サッカーの本田圭佑選手は、よくビッグマウスだと叩かれることが多い。しかし本田選手は常に1位を目指している。サッカー最高峰の舞台であるワールドカップでも優勝を目指すと口にしていた。僕はその姿勢はプロとして当然だと思う。もちろん実力的には可能性はかなり低いのかもしれない。しかし初めからベスト16を目指すと言う選手に何かを感じるだろうか?僕はそれは保身にしか感じられない。2018年のワールドカップでは日本はベスト16で終わった。しかしこれはベスト16を目指した選手がいたからそこまで行けたのだろうか?僕は優勝を目指していた本田圭佑選手のような人がいたからベスト16まで行けたのではないかと感じている。もちろん話はそんなに単純ではないが。
僕は目指すところを出来るだけ口にするようにしている。サッカーなら11人でプレーするので自分だけの力ではどうにもならないが、数学・物理は基本的に個人プレーである。なので自分の実力と努力次第ではどうにかなるはずだ。たとえバカだと思われてもいい。バカな生き方を目指しているのだから、バカだと言われることは本望だ。もちろん口だけではダメだ。口に出したことを実行しなければならない。口に出す覚悟とそれを実行に移す攻めが目標へ近づく原動力になるはずだ。