誰かを守るということは非常に重要な事だ。それと同様に自分を守ることも非常に重要かもしれない。「命あっての物種」という言葉があるように、自分が生きていない限り何もできない。「生きるために自分を守る」ということは、人間に限らずどの生物でも言えることだ。
しかし自分を守るということは結果論であって、それ自体が一番の目的になってはいけない。自分を守る事ばかり考えていると、何もかもが死んで見えてしまう。自分以外の事が見えなくなる。他人の事を考えることが出来なくなる。自分の生命感を保つためには「自分を守らない」ということが大事なのである。
「自己チュー」は否定的に捉えられることが多いが、僕は自己チューも悪くないと思う。自分を守らないで殻を飛び出し前に進むためには、自己チューが不可欠だと考えているからである。自己チューはわがままではない。いや、わがままな自己チューな人も世の中にはたくさんいるが、自己チューになって自分の成し遂げる事を達成することが出来れば、それによって周りのたくさんの人を助けることが出来る。口だけやさしい事ばかり言って何もしない人は、はっきり言って害悪でしかない。真の幸せは、“自分を守らない”自己チューから生まれると僕は思っている。
自己チューは初めは必ず嫌われる。はっきり言ってこのバッシングはかなりきつい。状況的にも精神的にもかなり追い込まれる。しかしこの状況を脱するためには結果を出すしかない。自己チューになるなら徹底的に自己チューを貫き通し、それによって成功すればよいのである。しかし“自分を守るため”の自己チューにはなってはならない。そのような自己チューは百害あって一利なしだ。“自分を守らない”自己チューによって、自分の置かれている立場を変え、周りを幸せにして行こう!