国内ワクチン開発の進捗状況。

今世界で一番重要なプロジェクトは、間違いなくコロナワクチン開発であろう。世界的にはファイザーなどのいくつかのワクチン開発が有名で、そのうちいくつかは海外でワクチン接種が既に始まっているが、実は日本国内でもワクチン開発は着々と行われている。実際、厚生労働省のホームページを見ると、国内での五つのグループのワクチン開発が表になって記述されている。国内の製薬会社、そして研究所が協力して開発が進められているようだ。

しかし国内でのワクチン開発は、日本国内でもほとんど話題にならない。その理由は、厚生労働省のホームページを見る限りでは、まず一つ目として進捗状況が海外グループに比べかなり遅れているからだと考えられる。厚労省のホームページを見る限りでは、およそ半年、あるいはそれ以上の遅れがあると考えられる。今の時期の半年はかなり大きい。国内ワクチン開発は、やっと臨床治験に入ったかどうかと言うところだ。

そしてもう一つは規模の問題だ。国内ワクチンはまだ製造に関しては見る限りあまり明らかになっていないが、海外ワクチンは年内だけでも億単位の生産が見込まれている。しかしこれからどのような事態が起こるかは明確でなく、状況によっては色々と変化することも考えられる。

日本国内でも話題は海外ワクチン一辺倒であるが、では国内開発ワクチンはあまり意味はないのかと言うと決してそうではない。確かに2021年度前半に限って見ればほとんど海外ワクチンの独壇場であるが、ワクチンは一度打って終わりではない。一度接種したワクチンの効果がどれだけ持続するかはまだはっきりとはわからず、ワクチン効果の持続期間によっては毎年接種する必要に迫られるかもしれない。そうなれば来年、再来年を見越して国内ワクチンを開発する意義は大いにある。

そしてもう一つは変異種である。海外ではコロナウイルスの変異種がいくつか発見されており、その変異種の性質によっては既存のワクチンが効かない可能性も考えられる。そのような事態がこれから発生した時、国内グループによって機敏に対応できることは大きなメリットである。なので長い目で見ると、ワクチンの国内開発は大きな意義があると考えられる。

今年も中盤に入ったころには、日本国内でもワクチン接種が本格化して来る。その時に自分が接種するかどうかはしっかりと考えて判断しなければならない。もちろん接種しない自由もあるかもしれないが、メリットデメリットを冷静に判断すれば、僕自身は絶対に接種した方がメリットが大きいと考えている。そしてワクチン接種は自分だけの問題ではない。自分が接種することによって他人に広げる可能性を格段に下げることができるし、さらには集団免疫形成にも貢献できる。

しかし最近、一つの問題が提示されている。それはワクチンによって集団免疫を形成しても、ワクチン接種による抗体が効かない変異種が出てそれが広がる可能性があることである。その場合、集団免疫で既存種が抑え込まれた場合、逆に変異種の拡散を後押ししてしまう可能性がある。しかし先ほども言ったように、このような変異種にも対応できる体制を整えるためにも、国内ワクチン開発体制を確立することが重要になる。今年度前半は海外ワクチンに頼らざるを得ないが、将来の事を見越しても国内ワクチン開発に大きな期待を寄せている。

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